共同利用機器の紹介
FACS CantoII (BD) |
蛍光標識した細胞にレーザー光を照射し、個々の細胞の散乱光と蛍光を検出して解析し、この情報を元に特定の細胞集団が解析できる装置です。細胞表面抗原解析、細胞周期解析、アボトーシス解析、遺伝子発現解析、細胞内抗原解析等に用いられます。
FACS CantoIIは、488nm固体レーザー、633nmHeNeレーザー及び405nm半導体レーザーを搭載し、FFS、SSC及びFITC,PE, PerCP, APC等により最大8色の解析が可能です。
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FACS AriaII (BD) |
蛍光標識した細胞にレーザー光を照射し、個々の細胞の散乱光と蛍光を検出して解析し、この情報を元に特定の細胞集団が分取できる装置です。 488nm全固体レーザー及び633nmHeNeレーザーを搭載し、FFS、SSC及びFITC、PE、PerCP、APC等の最大7色の測定が可能です。 自動細胞捕集装置を装着しており、スライドグラス及びマルチウェルプレートへの分取が可能です。 |
INCell Analyzer 2000 (GE)
Opera Phenix (Perkin Elmer) |
マルチウェルプレート内の細胞などの生物試料を高速イメージングし、得られた生化学的情報を定量化するシステムです。形態情報のポピュレーション解析や分子局在等の解析が可能です。
INCell Analyzer2000は、マイクロタイタープレート(6〜1,536ウェル)やスライドでそのまま接着細胞を高速画像取得(約3分/96ウェルプレート1枚)でき、タイムラプス測定、ラージカメラによる96ウェルプレートホールウェル撮影が可能であり、細胞のみでなく組織切片やゼブラフィッシュ、コロニーの画像化まで幅広く対応(×2〜×100対物レンズ)してます。
Opera Phenixは、405/488/561/640nm固体レーザー4本とラージカメラ2台を搭載し、蛍光のクロストークを抑えつつ同期撮影が可能です。共焦点レーザー顕微鏡画像撮影、ロボットハンドラーを用いた自動撮影が可能で、水浸レンズ(20/40/63倍)を含め低倍から高倍まで幅広いレンズに対応し、ウェル全体から細胞小器官のような微細構造の撮影を高速かつ高解像度で実施できます。解析ツールの使用により、プロトコルの作成、イメージデータの保存、閲覧、解析、検索が容易に実行できます。 |
(インキュベータ式タイムラプス 蛍光顕微鏡) LCV110 (オリンパス) IncuCyte ZOOM (エッセンバイオサイエンス) |
CO2インキュベータ内で生細胞のタイムラプス画像を取得・解析します。
LCV110(オリンパス) 性能: 蛍光観察用(落射照明)として470nm, 530nmのLED光源を、また、形態 観察用(透過照明)として 625nmのLED光源を搭載しています。 対物レンズは40倍を使用できます。トレイには35mmガラスボトムディッ シュを8個同時に装着することができ、8種類の実験を並行して行うことが できます。また、1つのディッシュ内の細胞を複数指定して多次元タイム ラプス観察をすることも可能です。
IncuCyteZoom(エッセンバイオサイエンス)性能: 各種スライド、ディッシュ、フラスコ、マイクロプレート(6〜384ウェル)に 対応しており、 マイクロプレートで最大6枚同時測定が可能です。 蛍光2カラーイメージング(励起波長 440-480nm/検出波長504- 544nm, 励起波長565-605nm/検出波長 625-705nm) を実施でき、4/10/20倍の対物レンズが使用可能です。 |
システム LSM510/Cell Observer(Carl Zeiss) |
共焦点レーザー走査型顕微鏡です。蛍光色素染色した細胞の厚さ方向でのレーザースキャニングによる断面情報を取得し、断面情報の積算解析により平面的ならびに立体的な画像構築を可能にします。入力システムは(1)META検出器を搭載し、最大32までのマルチチャンネルdelete設定が可能であり、近接した蛍光波長間での信号識別ができ、(2)高感度CCDカメラにより取り込みも可能です。 |
BZ-8000(キーエンス)
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蛍光染色した標本を観察し、その画像をデジタルデータとして取込、解析します。
BZ-8000性能: 顕微鏡部 細胞内の特定の分子を可視化し、その分布と動態を観察可能です。 カメラ部 2/3 型単板CCD 効画素数 150 万画素 出力画素数 4080 ×3072(1250 万) |
落射蛍光実体顕微鏡SZX16 顕微鏡用デジタルカメラDP80 (オリンパス) |
蛍光標識された検体を観察し、その画像をデジタルデータとして取込、解析します。
性能: 顕微鏡部 低倍での個体確認・選別から、高倍での細部構造の観察が可能です。 標準装備では、観察倍率7×〜115×、観察範囲φ31.4〜φ1.9、作動距 離60mm、 フィルターはUV励起用フィルタユニット(Ex330-385/Em420-) GFP用高性能フィルタユニット(Ex460-480/Em495-540)、RFP用フィルタ ユニット2(Ex540-580/ Em610-)を選択可能です。
デジタルカメラ部 2/3 型デュアルCCD 効画素数145万画素 表示画素数 1360×1024(140万)−680×512(35万) 最大記録画素数 カラー:4080×3072(1250万)、 モノクロ:1360×1024(140万) |
電動正立顕微鏡 Axio Imager.Z2 高解像度デジタルモノクロCCDカメラ CoolCube(Carl Zeiss)
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Metaferは、直感的なユーザーインターフェースと使いやすさのコンビネーションにより、透過光/蛍光でのメタフェーズ検索のみならず、自動FISHシグナルカウント、コメットアッセイ及び組織マイクロアレイ等多彩なアプリケーションに対応しています。
蛍光フィルターは、DAPI, Aqua, FITC, Cy3, TexasRed , Cy5を搭載。 また、対物レンズは×10, ×40, ×63を搭載しており、低倍率から高倍率まで幅広く撮影することができます。
<付属ソフトウェア> ・MSearch/AutoCapt(メタフェーズ自動検索モジュール) ・MetaCyte(FISHスポットカウントモジュール) ・Ikaros(染色体核型解析モジュール) ・Isis(FISH画像解析モジュール) |
ヒト末梢血、骨髄液のみならずiPS細胞や動物細胞のメタフェーズ染色体展開にも使用でき、Gバンド分析、FISH、CGH等の解析方法においても充分な展開像を得ることができる。 スライドグラス処理数: 5スライド/サイクル スライドグラス: 76×26mm (t= 0.8 -1.2mm) サンプル滴下量: 10 -30 μl スポット数: 1 -2 処理時間: 約5分/サイクル(5スライド処理、乾燥時間1.5分時) |
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ルミノイメージアナライザー LAS4000mini (GE) |
高感度冷却CCDカメラと遮光性の高いダークボックスにより微弱発光を捉える機械です。化学発光の微弱なシグナルを高感度・高精度に検出するとともにデジタル画像として画像処理や定量解析を簡単に実現することができます。DNA、RNA、タンパク質などのブロティングの化学発光検出の画像解析を行うシステムです。 |
Varioskan Flash (Thermo) |
マイクロプレート上で蛍光測定,吸光度測定,時間分解蛍光(TRF)測定,発光測定が可能な機器で、ELISAアッセイ、蛍光細胞内カルシウムアッセイ、各種接着細胞アッセイ、チロシン・トリプトファン蛍光測定、レポータージーンアッセイ、細胞増殖・毒性アッセイ、DNA/RNA/タンパク質定量等に利用できます。 性能:励起波長200〜1000nm、測定波270〜840nm 感度:蛍光0.4fmol/Well(フルオレイン)、発光7amol/Well(ATP) インキュベーター及びシェイカーを内臓し、デイスペンサー1台を搭載し、マルチウェルプレート(6〜384ウェル/6〜1536ウェル)に対応しています。 |
PI-50(クラボウ) |
自動運転によりプラスミドまたはゲノムDNAを精製することができる装置です。1度に最大48サンプルまで処理することが可能であり、大腸菌培養液からプラスミドDNAを抽出する場合、24サンプルを約2時間で処理できます。 分離精製されたDNAは、制限酵素反応およびシークエンス解析にし使用可能です。 |
自動核酸抽出装置 MFX-6100(TOYOBO) |
試料・試薬を装置にセットし、処理プログラムを選択することにより、自動的にプラスミドまたはゲノムDNAの抽出を行う装置です。 磁性シリカビーズを使用した核酸抽出キットを用いて、キットとプロトコールを選択することにより様々なサンプルからの核酸抽出が可能です。分離精製されたDNAは、制限酵素反応およびシークエンス解析に使用可能です。制御はパソコン上にて行い、プロトコールとサンプル数の入力を行うだけで、バラメーター設定やプログラミングは不要です。
最大試料数:48 |
SeqStudio Genetic Analyzer(ABI) |
キャピラリー電気泳動法を利用したDNAシーケンサーであり、DNA塩基配列の決定と核酸のフラグメント解析を行う装置です。 従来のアクリルアミドに替わり特殊ポリマーをキャピラリーに自動充填して配列決定を行うもので、煩雑で時間の掛かるスラブゲルの作成が不要です。
SeqStudioは、28cm, 4本キャピラリー/96ウェルまたは8連チューブフォーマットにより、1ランにつき、ShortSeq;350bp, 30分、MediumSeq;500bp, 45分、LongSeq;800bp, 2時間で解析可能です。ユニバーサルポリマーにより、シーケンシングとフラグメント解析を同じプレート上で実行可能です。
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PromethION24 (Oxford NANOPARE Technologies) |
この装置は、DNA/RNAがアレイ状に配置されたナノポアを透過する際の電流変化を読み取り、塩基配列を決定します。1〜24枚のフローセルを搭載でき、1フローセルあたり最大200Gbのデータを取得できます。フローセル枚数と読み取り長(最長2Mb)によりますが、3日間程度でシーケンスが完了します。 |
Experion (Bio-Rad)
2200 TapeStation (Agilent) |
従来のゲル電気泳動を行う代わりに、小さいチップ上の微細なマイクロ流路内で電気泳動を行う装置です。
Experionは、DNA、RNA、タンパク質解析に対応し、必要なサンプル量は核酸1μl、タンパク質4μlであり、電気泳動〜解析がわずか30-40分で終了します。1Runあたり10〜12サンプルを分析可能です。
2200 TapeStationは、ゲル充填済みのScreenTapeを使用し、サンプルのロード、電気泳動、解析まで全自動で行えます。必要なサンプル量は核酸1〜2μlであり、1Tapeあたり16サンプル20〜30分で解析を終了します。タンパク質解析には非対応です。 |
リアルタイムPCRシステム 7500 Real-Time PCR System(ABI)
StepOnePlus Real Time PCR System (ABI) |
PCR反応生成物を蛍光発生量にてリアルタイムに測定し、試料中の特定遺伝子のmRNA量を解析できます。
7500 Real-Time PCR Systemは、5波長励起と5色対応の蛍光フィルターを搭載し、蛍光色素としてFAM、SYBR Green I、VIC、TAMRA、ROX、Cy3、Cy5、Texas Red Dyeが使用可能です。96ウェルプレートもしくは0.2mlチューブに対応し、反応ボリュームは10-100μlです 。 光源:ハロゲンランプ CCDカメラ 検出範囲500-660nm
StepOnePlus Real Time PCR Systemは、4色/96ウェルフォーマットで、ブロック交換を行うことなくスタンダードモードと、40分以内にランが完了するFastモードの両方が可能で、FAM、SYBR Green I、VIC、JOE、TAMRA、ROX などの蛍光色素が使用可能です。 |
超遠心機 XE-90/TLX(ベックマン) 冷却高速遠心機 Avanti HP-20XP (ベックマン-コールター) インキュベータシェーカー イノーバ4330 (New Brunswick Scientific) ユニバーサル冷却遠心機 5920 (KUBOTA) |
超遠心機Optima XE-90には次のロータが付属している。 (1) Sw32Ti (32000rpm, 6本×38.5ml) (2) Sw55Ti (55000rpm, 6本×5ml) (3) Type45Ti (45000rpm, 6本×94ml) (4) Type70Ti (70000rpm, 8本×39ml) (5) Type70.1Ti (70000rpm, 12本×13.5ml)
超遠心機 Optima TLXには、次のロータが付属している。 (1) TLS 55 (55000rpm, 4本×2.2ml) (2) TLA 100.3 (100000rpm, 6本×3.5ml)
遠心機Avanti HP-20XPには、次のロータが付属している。 (1) JA30.50Ti (26000rpm, 8本×50ml) (2) JS4.3 (4300rpm, 4本×750ml) (3) JS13.1 (13000rpm, 6本×50ml) (4) 15ml×6本のチューブを遠心できるロータ(3)用のアダプター
ユニバーサル冷却遠心機KUBOTA5920には、スウィングロータRS-720M(3500rpm, 16本×50ml/32本×15ml)が付属している。
また、インキュベーターシェーカーはプラットフォーム上のクランプを交換することで、様々な容器内試料を、目的の温度(設定温度範囲は室温-20℃ (最低4℃)〜60℃以上の範囲で振盪することができます。クランプ交換によって次の容器が使用できます。 (1)6L三角フラスコx4 (2)4L三角フラスコx4 (3)2L三角フラスコx4 (4)1L三角フラスコx4 (5)500mL三角フラスコx4
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PCE-310(ERMA) |
全血サンプルの吸引操作をするだけで、WBC3分類を含む18項目の測定データと3項目のヒストグラムを迅速処理できます。 サンプル吸引後のノズルは自動洗浄されるので、血液の拭き取り誤差がなく、 血液による二次感染の心配も無用です。 測定データは、画面に表示され、同時にプリントアウトされます。 |
CP-160 (Faxitron) |
幅広い管電圧(10〜160kV)と管電流(0.1〜10mA)を選択でき、マウス・ラットなどの小動物や細胞、微生物へのX線照射に適しています。安定で均一な大線量照射(最大線量率87Gy/分 フィルタなし)が可能です。 |
NanoDrop 2000 (Thermo) |
サンプル量:0.5〜2.0μL 検出範囲:2〜15,000ng/μL(dsDNA) 波長範囲:190〜840nm アプリケーション:核酸、マイクロアレイ、タンパク質(A280、BCA法、 Bradford法、 Lowry法、Pierce 660法)、ラベル化タンパク質、UV/Vis、細胞濃度 |
CyBi-SELMA (CyBio) Benchtop Multi-Pipetter EDR-384SR (BioTec) Pro Celler MW-384CX (BioTec) |
試料・試薬の分注、またはマルチウェルプレートのウェル洗浄を行う装置です。
分注範囲:5〜250μL(CyBio)、10〜300μL(BioTec) ディスポーザブルチップ:250μL(CyBio)、300μL(BioTec) 適応プレート:96/384ウェル、シャロー/ディープウェル、PCRプレート 分注精度(%CV):2%以下(CyBio)、3%以下(BioTec)
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Neon Transfection System (Invitrogen) |
ピペットチップ型チャンバーにて、サンプルの採取およびエレクトロポレーションによる遺伝子導入を行う装置です。 リポフェクション試薬では導入困難な細胞を含む多くの細胞で、高効率(最大90%)にエレクトロポレーションが可能です。1反応あたり104 〜5x106個の細胞に、DNA、RNA、タンパク質が導入できます。 |